ガーデニングをはじめるのにいい季節です。
ガーデニングにはストレス解消、運動不足解消、認知機能維持など、心身の健康に良い9つの驚くべき効用があります。
身近な趣味から環境保護、コミュニティづくりまで、ガーデニングで豊かな生活を手に入れましょう。
はじめに
ガーデニングは近年、単なる趣味を超えた活動として注目を集めています。
心身の健康促進、環境保護、社会的交流の場など、その効用は多岐にわたります。
この記事では、ガーデニングがもたらす様々な恩恵について、詳しく解説していきます。
ガーデニング歴20年以上の管理人「のっち」の庭の植物たちの画像と共にご覧ください。
メンタルヘルスへの効果
ガーデニングは心の健康に良い影響を与えることが知られています。植物に囲まれた環境は落ち着きと安らぎをもたらし、ストレス解消に役立ちます。
悲しいとき、イライラするとき、私はいつも庭に出て植物たちの世話をし、眺めては癒されてきました。
自然との触れ合い
ガーデニングを通して自然と触れ合うことで、五感が刺激され、感受性が高まります。
緑に囲まれた空間は、アルファ波を出して心身を安定させる働きがあります。
日々の喧騒から離れ、静かな庭で過ごす時間は、リフレッシュにつながります。
また、植物の成長を見守ることで、希望や生命力を感じることができます。
作物を収穫する達成感や、花を楽しむ喜びなども、ポジティブな気持ちを養うのに役立ちますよ。
ストレス発散と気分転換
ガーデニングは気分転換に最適な活動です。
土いじりや水やりなどの作業に没頭することで、日頃の悩みや心配事を忘れられます。
また、ガーデニングには様々な運動が含まれるため、ストレス発散の効果も期待できます。
さらに、土に触れることで静電気が放電され、イライラやストレスが和らぐことが知られています。
ガーデニングは現代人のストレス解消に効果的な趣味といえるでしょう。
(庭で育てた花をキッチンで楽しむこともできますよ)
認知機能の維持・向上
ガーデニングには頭を使う工夫が必要なため、脳を活性化させる効果があります。植物の手入れ方法を考えたり、植え替えの時期を覚えたりするなど、記憶力や思考力が鍛えられます。
また、高齢者を対象とした研究では、ガーデニング活動により認知機能の低下が抑えられることが示されています。
植物の世話を通して季節の変化を感じられることも、認知機能の維持に役立ちます。
(ガーデニング効果で高齢者ゾーン内の私もいまだに認知機能は良好٩(ˊᗜˋ*)و
身体的な健康効果
ガーデニングには運動不足の解消や、日光浴によるビタミンD合成など、様々な身体的な健康効果があります。適度な運動と太陽の恵みを得られるガーデニングは、現代人の健康的な生活に貢献します。
運動不足の解消
ガーデニングには様々な運動が含まれています。
植え付けや草取り、土運びなどの作業を行うことで、全身を使った運動ができます。また、立ったり座ったりと、自然と体を動かす機会が生まれます。
高齢者を対象とした調査では、ガーデニング活動により体重や体脂肪の減少、血圧の降下などの効果が見られました。
ガーデニングは有酸素運動にもなり、筋肉も鍛えられるので、運動不足解消に適した活動といえます。
日光浴とビタミンD
ガーデニングには日光浴の効果も期待できます。日光を浴びることで、体内でビタミンDが合成されます。ビタミンDは骨の健康維持に欠かせない栄養素です。
また、日光浴には気分転換やリフレッシュの効果もあります。
適度な日光を浴びながら楽しむガーデニングは、健康的なライフスタイルの一環として最適な趣味だといえるでしょう。
有機栽培による健康食材
家庭菜園を行えば、新鮮で安全な食材を手に入れることができます。農薬や化学肥料を使わない有機栽培なら、安心して食べられる野菜や果物が収穫できます。
また、自分で育てた作物には愛着がわき、食生活への関心が高まります。
特に自分で野菜を育てるといろいろな発見があるのもうれしいことです。
白ゴーヤを収穫した時は感動でした。
熟して、甘みもある驚きの味だったのです。「ゴーヤは苦いもの」という固定観念が吹き飛ばされました。
実際に育ててみなければわからない素晴らしい経験です。
(収穫した白ゴーヤ)
↓
(その日の夜のお酒のアテに…。熟していて苦みがユルくて、生でイケました。)
環境への配慮
ガーデニングは環境保護にも貢献します。植物を育てることで、都市部の緑地を増やし、ヒートアイランド現象の緩和に役立ちます。また、家庭菜園による食料自給は、フードマイレージの削減にもつながります。
緑化と気温上昇抑制
都市部に緑地が少ないと、コンクリートによる蓄熱で気温が上がり、ヒートアイランド現象が起きます。しかし、家庭でガーデニングを行い、緑化を進めることで、この問題を改善できます。
植物の葉は日光を反射し、蒸散作用により周辺の気温を下げる働きがあります。
さらに、グリーンカーテンなどの取り組みでは、冷房の使用を抑え、省エネにも貢献できます。
(ネットやガーデニングフェンスなどを利用して、果樹の栽培もおすすめ)
フードマイレージの削減
食料の輸送に伴う環境負荷を表すフードマイレージは、近年大きな問題となっています。しかし、家庭菜園で野菜や果物を育てれば、この問題を緩和できます。
自給自足により、食料の輸送距離が大幅に短縮されるためです。有機質肥料や微生物資材を使うことで、さらに環境に配慮した取り組みが可能になります。
(コンポスト設置で家庭用生ごみも良質な有機肥料に)
生物多様性の保護
ガーデニングを通して植物を育てることは、生物多様性の保護にもつながります。
在来種の植物を選んだり、庭に小動物が住める環境を作ったりすることで、多様な生き物の生息地を守ることができます。
(秋には庭からカマキリさんが・・・)
また、花の蜜を求めてくる昆虫のために、蜜源植物を意識的に植えるなどの工夫も可能です。このように、ガーデニングは身近な場所から生物多様性の保全に貢献できる活動なのです。
社会的・経済的な効果
ガーデニングには、コミュニティ形成や地域活性化、食料自給など、社会的・経済的な効用もあります。
個人の健康だけでなく、地域社会全体にもメリットをもたらす実りある趣味といえます。
地域コミュニティの形成
ガーデニングを通じて、地域住民同士の交流が生まれます。
家庭菜園で余剰作物を分け合ったり、植物の手入れを助け合ったりすることで、人とのつながりが深まります。
さらに、集団でガーデニングを行うことで、協力して作業する喜びや、達成感を共有できます。
このようなコミュニティ活動は、地域の絆を強めるのに役立ちます。
(コミュニティーの花壇)
地域活性化への寄与
ガーデニングが盛んな地域では、青少年の健全な育成や、犯罪・トラブルの減少にも効果があることが示されています。
緑豊かな環境が、住民の心の安らぎにつながるためです。
また、家庭菜園による食料自給は、地産地消を促進し、地域経済の活性化にもつながります。
住民主体のガーデニング活動は、まちづくりにも良い影響を与えるのです。
食料安全保障
(夏の家庭菜園は作れる野菜も豊富でおすすめです。)
家庭菜園を広く普及させることで、食料自給率の向上が期待できます。
食料の安定確保は、国家の重要課題の一つです。
ガーデニングを通して、一人ひとりが食料生産に携われば、災害時の備えにもなります。また、地域で余剰作物を分け合うことで、フードロスの削減にも貢献できるでしょう。
まとめ
ガーデニングには、心身の健康維持はもちろん、環境保護、コミュニティ形成、食料自給など、様々な効用があることがわかりました。
趣味を通して、自分自身と社会の両方に良い影響を及ぼせる、素晴らしい活動といえるでしょう。
ガーデニングの魅力は、誰でも手軽に始められる点にもあります。
無理のない範囲で、ゆっくりと植物と向き合えば、必ず何かしらの恩恵を受けられるはずです。
現代社会の課題解決に役立つガーデニングに、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
ガーデニングはどのように心身の健康に良い影響を与えるのですか?
ガーデニングは落ち着きと安らぎをもたらし、ストレス解消に役立ちます。また、記憶力や思考力の向上、運動不足の解消、ビタミンD合成など、様々な健康効果があります。心身ともに良好な状態を保つことができます。
ガーデニングはどのように環境保護に貢献するのですか?
ガーデニングを通して緑地を増やすことで、ヒートアイランド現象の緩和に役立ちます。また、家庭菜園により食料の輸送距離が短縮され、フードマイレージの削減にもつながります。さらに、生物多様性の保護にも寄与できます。
ガーデニングにはどのような社会的・経済的な効果があるのですか?
ガーデニングには地域コミュニティの形成や地域活性化への寄与といった社会的効果があります。また、食料自給の向上や地産地消の促進など、経済的な効果も期待できます。個人の健康だけでなく、地域全体のメリットにもつながります。
初心者でも気軽にガーデニングを始められるのですか?
はい、ガーデニングは誰でも手軽に始められる趣味です。無理のない範囲で楽しむことができ、必ず何かしらの恩恵を受けられるはずです。現代社会の課題解決にも役立つガーデニングに、ぜひ挑戦してみましょう。
(ネモフィラは庭に種をばらまくだけでも育ってくれる植物で、初心者にもおすすめです)
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