「アンメット」第1話:視聴レビュー

4月15日にスタートの月10ドラマ「~ある脳外科医の日記~アンメット」が、「世界トレンド第1位!!」という好発進をしています。

このドラマは、同じタイトルの漫画(小鹿ゆずる氏の原作)を基にしています。普段、国内ドラマの稚拙さに辟易して、韓国ドラマしか視ない私ですが、この「アンメット」は、期待以上の内容が展開されそうで気になります。

この記事では、ドラマ「アンメット」第1話で「良かったなあ・゚・(ノ∀`)・゚・。」と思った見どころを伝えていきます。

目次

第1話のあらすじ

主人公の川内ミヤビ(杉咲花)は若き脳外科医。それなのに、1年半前に事故で脳を損傷してしまい、過去2年半分の記憶を完全に失ってしまいました。

新しい記憶も、朝目覚めると前日分の記憶が消えてしまっています。

そのため、出勤前に日記を読み、記憶を頭に入れて出勤するのが日課です。

そんな状態のミヤビは、勤務先の丘陵セントラル病院では一切の医療行為はさせてもらえず、看護助手として働くことを受け入れていました

ところが、脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)がアメリカから帰国し、ミヤビの病院に着任したことで、看護助手に甘んじるミヤビの日常に変化が起こります。

三瓶は、ミヤビの記憶障害は百も承知のうえで、ミヤビに医師として仕事させるよう院長に強く要求したのです。

この三瓶の言動は、周りの波紋を呼んだだけでなく、ミヤビの医師としての葛藤にも大きな揺さぶりをかけたようです

第1話では、主人公ミヤビが、脳梗塞に苦悩する女優とマネージャーの夫婦と出会い、脳外科医としてどう向き合っていくのか葛藤します。

そして、医師として再生するため勇気を出して一歩を踏み出すまでが描かれています。

第1話の視聴レビュー

・キャスト(敬称略)

主人公ミヤビ役杉咲花三瓶役若葉竜也の演技が共鳴しあって、ドラマの面白さを効果的に盛り上げていました。

杉咲花は、医師でありながら看護助手として働くミヤビのひたむきさ、葛藤を自然に演じてとても好感が持てます。

頬っぺたのそばかすがとてもチャーミングでしたが、あれは素顔だったんでしょうか?

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞を受賞した実力派女優というのも納得です。

若葉竜也は、なんか斜に構えてる感じながら、実力のありそうな三瓶医師役に見事にハマってましたね(笑)

どこかミステリアスで、周りの常識や反対をものともしない三瓶の強さが、演技から伝わってきました。ボサボサの髪と無精ひげの気だるそうな風貌もセクシーに感じられ、魅力的でした。

そして、若い二人の医師に、厳しい意見を遠慮なくぶつけて場を引き締める看護師長・津幡玲子役吉瀬美智子。この人がいなければ、医療現場の緊迫感は半減するかもしれませんね。

人気不倫ドラマ「昼顔」での色気と美しさが印象に残っている人も多いと思いますが、「アンメット」ではひっつめ髪の険しい表情で登場し、ぱっと見たところでは吉瀬美智子とわかりませんでした。こちらも演技の幅が広い女優さんですね。

最後は、救急部長・星前宏太役千葉雄大

看護師長とは対照的に、ミヤビの脳外科医復帰を応援しています。場を明るくするムードメーカーでもあります。

ベビーーフェイスのやさしいイケメン君がメンバーにいたら、緊張感漂う医療現場もホッとなごみますよね。画面に集中していた視聴者も思わず緊張が解けて、ほっとします。

実力派で、魅力的な4人のキャストに注目です。

・医療現場のリアル

脳外科医がドラマの中心人物なので、当然医療現場の様子が描かれますが、小道具であったり、病名であったり、症状、診断、手術の様子なども視聴者の気になるところです。

今回ドラマでとりあげられた脳の病気は「脳梗塞」でした。

脳梗塞は、脳の血管が詰まり、血流が悪くなって脳の神経細胞が死んでしまい、ろれつが回らなくなったり、失語症などの症状が出ます。

失語症の症状が的確に演じられ、ミヤビの脳血管手術前の準備も専門的な知識に基いて再現され感心します。

制作人の医療ドラマに対するクォリティーへのこだわりが感じられて、視聴者も勉強になる内容です。

「アンメット」監督がインタビューで見どころを聞かれ、答えた内容からも制作側の心意気が伝わってきますね。

原作の子鹿先生が元脳外科医ということもあり、『アンメット』は医療に対してすごくリアリティがある作品です。なので、そこは原作に忠実に、医療従事者の方が見たときに、医療を真摯に扱っていることが伝わるように、ある種ドキュメンタリーを作り上げるような気持ちで臨んできました。特に手術シーンは、僕と杉咲さんと若葉くんで実際の手術を見学させてもらったときに感じた独特の空気感、緊張感をどこまで伝えられるかという点にこだわって撮影し、実際に目標地点まで到達するものが完成したと思っています。日本のドラマは国内向けと言われる今の映像業界で、海外ドラマや映画とも肩を並べる作品を作りたいと思って臨んだ作品でもあるので、視聴者の方には新感覚の医療ドラマを心ゆくまで楽しんでいただきたいですし、この『アンメット』で世界への扉を開けたらうれしいです。原作の子鹿先生が元脳外科医ということもあり、『アンメット』は医療に対してすごくリアリティがある作品です。なので、そこは原作に忠実に、医療従事者の方が見たときに、医療を真摯に扱っていることが伝わるように、ある種ドキュメンタリーを作り上げるような気持ちで臨んできました。特に手術シーンは、僕と杉咲さんと若葉くんで実際の手術を見学させてもらったときに感じた独特の空気感、緊張感をどこまで伝えられるかという点にこだわって撮影し、実際に目標地点まで到達するものが完成したと思っています。日本のドラマは国内向けと言われる今の映像業界で、海外ドラマや映画とも肩を並べる作品を作りたいと思って臨んだ作品でもあるので、視聴者の方には新感覚の医療ドラマを心ゆくまで楽しんでいただきたいですし、この『アンメット』で世界への扉を開けたらうれしいです。

ある制作チームの日記 | アンメット ある脳外科医の日記 | 関西テレビ放送 カンテレ (ktv.jp)

・心を打つセリフ

「僕はできないことをやれとは言ってません。・・・川内先生の技術や知識で今できることを提案しています。足りない部分は周りがフォローすればいい。当然のことです!」

「あなたは障害のある人は、人生を諦めてただ生きていればいいと思っているんですか?・・・絶望してしまうのはしかたないと思います。でも患者を救うよりご自分の絶望が怖いなら・・・まあ、しかたないですね。」

(病院の屋上で、「手術の途中で記憶を失ってしまったら・・・」と執刀を躊躇する川内ミヤビに、三瓶が言ったセリフ)

「ウワア―ッ、キッツ~い、でもあったかーい」と心に響きました。

(´ノω・`*)ナケル-

このセリフを聞いて、共感を覚えた人は多かったと思います。

病気だったり、障害があったり、学校や職場でうまくやっていけなかったり、みんな何かしら苦しみや悩みを抱えています。

そんな弱さを抱えた人間に、甘やかすでもなく、突き放すでもなく、相手を思いやりながら厳しいことも言って支えていく姿勢が感じられます。

「自己責任」という言葉が飛び交う今の時代、私達は、こういう寛容さと愛に満ちた言葉に飢えているような気がししてなりません。

ドラマは、こういった私たちの「心のニーズ」に応えてくれます。

まとめ

「アンメット」第1話を視聴して、ドラマ「アンメット」の見どころポイントを紹介してみました。

いかがだったでしょうか?

他の見どころポイントを発見した方もいると思います。

見る人によって、ドラマから受け取る感動も、面白さも違って当然です。

同じドラマを見て、多様な見方・考え方があるのだなあと知るのもいいことだと思います。

当記事の読者が、ドラマ「アンメット」を視聴し、少しでも癒しや励ましを感じてくれたら嬉しいです。

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