お中元・お歳暮で悩まないための考え方と贈り方

7月初旬から8月下旬はお中元の季節ですね。

既にお中元が宅配で届いたり、送ったという方も多いのではないでしょうか。

お中元やお歳暮については年齢層や既婚か未婚かによっても考え方が様々のようです。

最近では不要だという考え方の人も増えてきていますね。

ただ、結婚して家庭を持っている人達は、縁ができた親族との関係を良好に保ちたいため、そう簡単にお中元やお歳暮の習慣を無視できないところがあります。

日本で長く続いてきた、時節の挨拶代わりでもあるお中元・お歳暮の習慣について、どう考え実行していけばよいのでしょうか。

当記事は、アフィリエイト広告を使用しています。

お中元・お歳暮について悩まないための考え方

目次

お中元・お歳暮は何のためにあるの?

お中元もお歳暮も、日頃お世話になっている方や親族などに、物を贈るという形で改めて感謝や相手を思う気持ちを伝えることが目的です。

御中元の場合は半年という期間での挨拶であり、暑さで体を壊さないようにという相手への配慮の気持ちも込められます。

また、お歳暮には、1年間通してお世話になった、来年も宜しくという感謝と挨拶の気持ちが込められています。

御中元とお歳暮は人付き合いの礼儀として、長く行われてきた日本の風習なのです。

同じ贈り物の習慣でも、誕生プレゼントやクリスマスプレゼントなどと違い、儀礼的な要素が濃く感じられますよね。

多様な価値観が受け入れられるようになった現在では、お中元やお歳暮の風習に違和感を持つ人が出てきても不思議ではありません。

時代と共に、「当たり前」が薄れ、伝統や風習などへの受け止め方も人様々であるからこそ、迷いや悩みも出てくるのでしょう。

ですので、お中元やお歳暮の意味を知ったうえで自分で考え、どうするかを決めればよいのです。

何故なら、「贈る」という事は「気持ち」が大切だからです。

「虚礼廃止」と言う言葉があるの。形式的で意味のない儀礼はやめようって意味よ。最近では年賀状や、バレンタインの義理チョコでも言われるようになったわ。

出典:【お中元】贈らない人が半数以上!? 基本のマナーや「もらって嬉しかった意外なもの」も調査 | kufura(クフラ)小学館公式

統計結果を見てみると、はっきりお中元を贈ると決めている人は、5割にも満たないのですね。

お中元・お歳暮についての悩みと解決策

誰に贈る?

お中元やお歳暮を贈るには手間もお金もかかるため、そうたくさんの人に贈れるものではありません。

地域によっては、付き合いのある親戚の数の分だけ贈る所もありますが、普段親せき付き合いがない環境にいる人は、本当にお世話になってお礼をしたい人に厳選して贈っていいと思います。

私の場合は、結婚してから自分と夫の親や兄弟達に贈るようになりました。

普段は離れているため、盆正月の帰省時に渡したり、行けない時は宅配で送ったりしたものです。

現在は、結婚した子供の相手方の親にも贈るようになりました。

もちろん、お中元やお歳暮のやり取りはしないという人はそれもありです。

しっかりとした自分の考えを持って決めればいいのです。

◆お中元・夏ギフトは「家族」や「親戚」などプライベートな相手へ (複数回答)(n=2998)
「お中元・夏のギフトはどなた宛に贈る予定ですか。」という質問に対して「実家族」(47.1%)、「義理家族」(38.8%)、「親戚」(37.7%)が上位だった。友人や職場・取引先へ贈るより、家族や親族などのプライベートな相手に贈る人が多い傾向がみえてきた。

2022年最新お中元の本音を大調査!日本独自の“贈りもの”文化も時代とともにアップデート | 株式会社ハースト婦人画報社のプレスリリース (prtimes.jp)

どのくらいの金額が妥当?

人によって懐事情、贈る人数、どういった相手かなどにより、お中元にかける金額も違ってきます。

ですので、一概に〇〇円が妥当とは言えません。

ただ、公開されているお中元金額についてのアンケート結果には一定の傾向があるようです。

3000円~5000円の金額を一人分のお中元に使っている人が一番割合が多いということです。

10000円ぐらいの金額になることもありますが、あまり高価になっても相手に気を使わせてしまっては意味がありません。

相手の精神的負担にならないような金額を配慮すべきでしょう。

地方の田舎にあった私の実家では、狭くて密接なコミュニティー内での人付き合いは無視できないほど重要でした。

お中元やお歳暮の数も半端ではありません。

戦争未亡人で家督を継いだ祖母が、浮世の義理を果たす役目を担っていました。

私は、貧しい懐事情から贈答品代を捻出し、人様から後ろ指刺されないように気を張っていた祖母の姿を見て育ちました。

当時の人付き合いは、冠婚葬祭や農作業などで協力しあうのに不可欠でしたので、お中元やお歳暮も必須のものだったのかもしれません。

現在の私は、盆暮れには、実家に10000円相当のものを贈っています。

87歳の母は健在ですが、同居している長男夫婦に母の面倒を見てもらっているので、日頃の感謝の意味を込めて、喜んでもらえるような品を贈っています。

また、娘の相手方の親にも、5000円程度で、お中元・お歳暮のやり取りを続けています。

どんなマナーが必要?

お中元やお歳暮は贈らないと決めている人でも、もし頂いたら受け取ってお礼を言い、とりあえずはできる範囲でお返しをするのが無難かと思います。

そのうえで、次回はお気遣い無くと丁重に辞退の理由を伝えるのが理想です。

人間関係を円満に保つ工夫をするのは大事ですよね。

また、お互いに贈りあうのが恒例の仲でも、都度、お礼を伝えるのがマナーです。

宅配便で届いたものであれば、送り主は無事に届いたか気になるでしょうし、相手の反応も知っておきたいかもしれません。

ただ、お礼のメッセージを伝えるのも、直接交流する機会が少ない相手だと結構気を使いますよね。

それでも、短い言葉でよいので、はがきや電話、LINE、メールなどのツールを利用してお礼の言葉を伝えましょう。

私は、娘の結婚相手の母親とLINEでお友達登録をして、年2回はお礼がてら、近況を報告しあっています。

相手が気さくな方なので、LINEでのたまのコミュニケーションは楽しいです。(^-^)

お中元・お歳暮の贈り方について

お中元を贈る人は、お歳暮も贈っている傾向があります。

中には、お中元だけとかお歳暮だけという人もいるでしょう。

年1回だけ贈るのであれば、お歳暮にした方が改まった挨拶にもなり、来年も宜しくという気持ちが込められるので効果的です。

何を贈ればいい?

夏であれば、暑中見舞の意味を兼ねて、涼を誘うようなギフトが喜ばれます。

食品であれば、ジュースやアイスクリーム、水ようかん、ゼリーなどもいいですね。

ちょっと高級感のある夏のフルーツも人気です。

お盆の時の仏様のお供えにもなりますし、重宝されるのではないかと思います。


(画像をクリックすると、ギフト商品データがご覧いただけます。写真のアイスクリーム商品も確認できますよ。)

お歳暮であれば、ゆっくりしたい年末年始に食卓に上るようなお肉とか海鮮、手間が掛からずすぐに食べられる食品セットなどもいいですね。

ちょっとだけでも相手がどう過ごしているのか、どんな物が有り難いだろうか想像を巡らせてみましょう。

そうすると何を贈ればよいか絞られてきます。

百貨店やスーパーなどから直接宅配で発送してもらう方法もありますが、シーズン中の贈答品コーナーは混みあって手続きに時間もかかり、疲れやすいものです。

そういったときに、ネットショッピングで商品を選んで購入し、ギフトメッセージやラッピングを指定して贈ると便利です。

ただ、アマゾンで購入したギフト商品を送るときには、ギフト指定にしないと梱包した箱に送り主の名前が記載されないことがあるので、気を付けましょう。

外箱に送り主の名前がないと、相手は開けていいものかどうか困って、そのままの状態で保管し連絡を待っていることがあります。(以前、アマゾンで購入送付手続きをした際にやらかしました。今は注意しながら設定してます。)

ちなみに、子供の結婚相手の親とは、お中元ギフトは、、相手方がメロン、当方がスイカで落ち着きました。

お歳暮の時は、ミカン対リンゴです。(笑)

関東の温暖な地域と東北の冷涼な地域に住んでいる関係で、名産品交流と言った感じですね。

長い付き合いになるので、毎年何を贈るか悩まずに済むのはありがたいです。

まとめ

人間関係を円滑に保つ知恵でもあるお中元・お歳暮の風習には、賛否両論あって、どうしようか迷うこともあるかと思います。

そんな時は、

・相手との関係を考慮し、自分の考えで贈るか贈らないか決めていい

・こちらに贈る気がなくてもお中元やお歳暮が届いたときは断らずに受け取り、可能であればお返しを贈る。

今後のやり取りについては、失礼のない理由を述べて角が立たないよう辞退の意志を伝える

・宅配便で届いたお中元・お歳暮には、ハガキやメール、LINEなどで必ず受取報告とお礼の返事を伝える。

・贈答品にかける金額は自分で決めて構わないが、改まった相手には3000円~5000円程度が無難

・年1回の儀礼であれば、お中元よりお歳暮の方が効果的

といった事がらを参考に、自分のやり方を決めていきましょう。

7月初旬から8月下旬はお中元の季節ですね。

既にお中元が宅配で届いたり、送ったという方も多いのではないでしょうか。

お中元やお歳暮については年齢層や既婚か未婚かによっても考え方が様々のようです。

最近では不要だという考え方の人も増えてきていますね。

ただ、結婚して家庭を持っている人達は、縁ができた親族との関係を良好に保ちたいため、そう簡単にお中元やお歳暮の習慣を無視できないところがあります。

日本で長く続いてきた、時節の挨拶代わりでもあるお中元・お歳暮の習慣について、どう考え実行していけばよいのでしょうか。

当記事は、アフィリエイト広告を使用しています。

お中元・お歳暮について悩まないための考え方

お中元・お歳暮は何のためにあるの?

お中元もお歳暮も、日頃お世話になっている方や親族などに、物を贈るという形で改めて感謝や相手を思う気持ちを伝えることが目的です。

御中元の場合は半年という期間での挨拶であり、暑さで体を壊さないようにという相手への配慮の気持ちも込められます。

また、お歳暮には、1年間通してお世話になった、来年も宜しくという感謝と挨拶の気持ちが込められています。

御中元とお歳暮は人付き合いの礼儀として、長く行われてきた日本の風習なのです。

同じ贈り物の習慣でも、誕生プレゼントやクリスマスプレゼントなどと違い、儀礼的な要素が濃く感じられますよね。

多様な価値観が受け入れられるようになった現在では、お中元やお歳暮の風習に違和感を持つ人が出てきても不思議ではありません。

時代と共に、「当たり前」が薄れ、伝統や風習などへの受け止め方も人様々であるからこそ、迷いや悩みも出てくるのでしょう。

ですので、お中元やお歳暮の意味を知ったうえで自分で考え、どうするかを決めればよいのです。

何故なら、「贈る」という事は「気持ち」が大切だからです。

「虚礼廃止」と言う言葉があるの。形式的で意味のない儀礼はやめようって意味よ。最近では年賀状や、バレンタインの義理チョコでも言われるようになったわ。

出典:【お中元】贈らない人が半数以上!? 基本のマナーや「もらって嬉しかった意外なもの」も調査 | kufura(クフラ)小学館公式

上記サイト内で、統計結果を見てみると、はっきりお中元を贈ると決めている人は、5割にも満たないのですね。

お中元・お歳暮についての悩みと解決策

誰に贈る?

お中元やお歳暮を贈るには手間もお金もかかるため、そうたくさんの人に贈れるものではありません。

地域によっては、付き合いのある親戚の数の分だけ贈る所もありますが、普段親せき付き合いがない環境にいる人は、本当にお世話になってお礼をしたい人に厳選して贈っていいと思います。

私の場合は、結婚してから自分と夫の親や兄弟達に贈るようになりました。

普段は離れているため、盆正月の帰省時に渡したり、行けない時は宅配で送ったりしたものです。

現在は、結婚した子供の相手方の親にも贈るようになりました。

もちろん、お中元やお歳暮のやり取りはしないという人はそれもありです。

しっかりとした自分の考えを持って決めればいいのです。

◆お中元・夏ギフトは「家族」や「親戚」などプライベートな相手へ (複数回答)(n=2998)
「お中元・夏のギフトはどなた宛に贈る予定ですか。」という質問に対して「実家族」(47.1%)、「義理家族」(38.8%)、「親戚」(37.7%)が上位だった。友人や職場・取引先へ贈るより、家族や親族などのプライベートな相手に贈る人が多い傾向がみえてきた。

2022年最新お中元の本音を大調査!日本独自の“贈りもの”文化も時代とともにアップデート | 株式会社ハースト婦人画報社のプレスリリース (prtimes.jp)

どのくらいの金額が妥当?

人によって懐事情、贈る人数、どういった相手かなどにより、お中元にかける金額も違ってきます。

ですので、一概に〇〇円が妥当とは言えません。

ただ、公開されているお中元金額についてのアンケート結果には一定の傾向があるようです。

3000円~5000円の金額を一人分のお中元に使っている人が一番割合が多いということです。

10000円ぐらいの金額になることもありますが、あまり高価になっても相手に気を使わせてしまっては意味がありません。

相手の精神的負担にならないような金額を配慮すべきでしょう。

地方の田舎にあった私の実家では、狭くて密接なコミュニティー内での人付き合いは無視できないほど重要でした。

お中元やお歳暮の数も半端ではありません。

戦争未亡人で家督を継いだ祖母が、浮世の義理を果たす役目を担っていました。

私は、貧しい懐事情から贈答品代を捻出し、人様から後ろ指刺されないように気を張っていた祖母の姿を見て育ちました。

当時の人付き合いは、冠婚葬祭や農作業などで協力しあうのに不可欠でしたので、お中元やお歳暮も必須のものだったのかもしれません。

現在の私は、盆暮れには、実家に10000円相当のものを贈っています。

87歳の母は健在ですが、同居している長男夫婦に母の面倒を見てもらっているので、日頃の感謝の意味を込めて、喜んでもらえるような品を贈っています。

また、娘の相手方の親にも、5000円程度で、お中元・お歳暮のやり取りを続けています。

どんなマナーが必要?

お中元やお歳暮は贈らないと決めている人でも、もし頂いたら受け取ってお礼を言い、とりあえずはできる範囲でお返しをするのが無難かと思います。

そのうえで、次回はお気遣い無くと丁重に辞退の理由を伝えるのが理想です。

人間関係を円満に保つ工夫をするのは大事ですよね。

また、お互いに贈りあうのが恒例の仲でも、都度、お礼を伝えるのがマナーです。

宅配便で届いたものであれば、送り主は無事に届いたか気になるでしょうし、相手の反応も知っておきたいかもしれません。

ただ、お礼のメッセージを伝えるのも、直接交流する機会が少ない相手だと結構気を使いますよね。

それでも、短い言葉でよいので、はがきや電話、LINE、メールなどのツールを利用してお礼の言葉を伝えましょう。

私は、娘の結婚相手の母親とLINEでお友達登録をして、年2回はお礼がてら、近況を報告しあっています。

相手が気さくな方なので、LINEでのたまのコミュニケーションは楽しいです。(^-^)

お中元・お歳暮の贈り方について

お中元を贈る人は、お歳暮も贈っている傾向があります。

中には、お中元だけとかお歳暮だけという人もいるでしょう。

年1回だけ贈るのであれば、お歳暮にした方が改まった挨拶にもなり、来年も宜しくという気持ちが込められるので効果的です。

何を贈ればいい?

夏であれば、暑中見舞の意味を兼ねて、涼を誘うようなギフトが喜ばれます。

食品であれば、ジュースやアイスクリーム、水ようかん、ゼリーなどもいいですね。

ちょっと高級感のある夏のフルーツも人気です。

お盆の時の仏様のお供えにもなりますし、重宝されるのではないかと思います。


(画像をクリックすると、ギフト商品データがご覧いただけます。写真のアイスクリーム商品も確認できますよ。)

お歳暮であれば、ゆっくりしたい年末年始に食卓に上るようなお肉とか海鮮、手間が掛からずすぐに食べられる食品セットなどもいいですね。

ちょっとだけでも相手がどう過ごしているのか、どんな物が有り難いだろうか想像を巡らせてみましょう。

そうすると何を贈ればよいか絞られてきます。

百貨店やスーパーなどから直接宅配で発送してもらう方法もありますが、シーズン中の贈答品コーナーは混みあって手続きに時間もかかり、疲れやすいものです。

そういったときに、ネットショッピングで商品を選んで購入し、ギフトメッセージやラッピングを指定して贈ると便利です。

ただ、アマゾンで購入したギフト商品を送るときには、ギフト指定にしないと梱包した箱に送り主の名前が記載されないことがあるので、気を付けましょう。

外箱に送り主の名前がないと、相手は開けていいものかどうか困って、そのままの状態で保管し連絡を待っていることがあります。(以前、アマゾンで購入送付手続きをした際にやらかしました。今は注意しながら設定してます。)

ちなみに、子供の結婚相手の親とは、お中元ギフトは、、相手方がメロン、当方がスイカで落ち着きました。

お歳暮の時は、ミカン対リンゴです。(笑)

関東の温暖な地域と東北の冷涼な地域に住んでいる関係で、名産品交流と言った感じですね。

長い付き合いになるので、毎年何を贈るか悩まずに済むのはありがたいです。

まとめ

人間関係を円滑に保つ知恵でもあるお中元・お歳暮の風習には、賛否両論あって、どうしようか迷うこともあるかと思います。

そんな時は、

・相手との関係を考慮し、自分の考えで贈るか贈らないか決めていい

・こちらに贈る気がなくてもお中元やお歳暮が届いたときは断らずに受け取り、可能であればお返しを贈る。

今後のやり取りについては、失礼のない理由を述べて角が立たないよう辞退の意志を伝える

・宅配便で届いたお中元・お歳暮には、ハガキやメール、LINEなどで必ず受取報告とお礼の返事を伝える。

・贈答品にかける金額は自分で決めて構わないが、改まった相手には3000円~5000円程度が無難

・年1回の儀礼であれば、お中元よりお歳暮の方が効果的

といった事がらを参考に、自分のやり方を決めていきましょう。

7月初旬から8月下旬はお中元の季節ですね。

既にお中元が宅配で届いたり、送ったという方も多いのではないでしょうか。

お中元やお歳暮については年齢層や既婚か未婚かによっても考え方が様々のようです。

最近では不要だという考え方の人も増えてきていますね。

ただ、結婚して家庭を持っている人達は、縁ができた親族との関係を良好に保ちたいため、そう簡単にお中元やお歳暮の習慣を無視できないところがあります。

日本で長く続いてきた、時節の挨拶代わりでもあるお中元・お歳暮の習慣について、どう考え実行していけばよいのでしょうか。

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お中元・お歳暮について悩まないための考え方

お中元・お歳暮は何のためにあるの?

お中元もお歳暮も、日頃お世話になっている方や親族などに、物を贈るという形で改めて感謝や相手を思う気持ちを伝えることが目的です。

御中元の場合は半年という期間での挨拶であり、暑さで体を壊さないようにという相手への配慮の気持ちも込められます。

また、お歳暮には、1年間通してお世話になった、来年も宜しくという感謝と挨拶の気持ちが込められています。

御中元とお歳暮は人付き合いの礼儀として、長く行われてきた日本の風習なのです。

同じ贈り物の習慣でも、誕生プレゼントやクリスマスプレゼントなどと違い、儀礼的な要素が濃く感じられますよね。

多様な価値観が受け入れられるようになった現在では、お中元やお歳暮の風習に違和感を持つ人が出てきても不思議ではありません。

時代と共に、「当たり前」が薄れ、伝統や風習などへの受け止め方も人様々であるからこそ、迷いや悩みも出てくるのでしょう。

ですので、お中元やお歳暮の意味を知ったうえで自分で考え、どうするかを決めればよいのです。

何故なら、「贈る」という事は「気持ち」が大切だからです。

「虚礼廃止」と言う言葉があるの。形式的で意味のない儀礼はやめようって意味よ。最近では年賀状や、バレンタインの義理チョコでも言われるようになったわ。

出典:【お中元】贈らない人が半数以上!? 基本のマナーや「もらって嬉しかった意外なもの」も調査 | kufura(クフラ)小学館公式

統計結果を見てみると、はっきりお中元を贈ると決めている人は、5割にも満たないのですね。

お中元・お歳暮についての悩みと解決策

誰に贈る?

お中元やお歳暮を贈るには手間もお金もかかるため、そうたくさんの人に贈れるものではありません。

地域によっては、付き合いのある親戚の数の分だけ贈る所もありますが、普段親せき付き合いがない環境にいる人は、本当にお世話になってお礼をしたい人に厳選して贈っていいと思います。

私の場合は、結婚してから自分と夫の親や兄弟達に贈るようになりました。

普段は離れているため、盆正月の帰省時に渡したり、行けない時は宅配で送ったりしたものです。

現在は、結婚した子供の相手方の親にも贈るようになりました。

もちろん、お中元やお歳暮のやり取りはしないという人はそれもありです。

しっかりとした自分の考えを持って決めたのならいいのです。

◆お中元・夏ギフトは「家族」や「親戚」などプライベートな相手へ (複数回答)(n=2998)
「お中元・夏のギフトはどなた宛に贈る予定ですか。」という質問に対して「実家族」(47.1%)、「義理家族」(38.8%)、「親戚」(37.7%)が上位だった。友人や職場・取引先へ贈るより、家族や親族などのプライベートな相手に贈る人が多い傾向がみえてきた。

2022年最新お中元の本音を大調査!日本独自の“贈りもの”文化も時代とともにアップデート | 株式会社ハースト婦人画報社のプレスリリース (prtimes.jp)

どのくらいの金額が妥当?

人によって懐事情や、贈る人数、相手によってお中元にかける金額も違ってきます。

ですので、一概に〇〇円が妥当とは言えません。

ただ、公開されているお中元金額についてのアンケート結果には一定の傾向があるようです。

3000円~5000円の金額を一人分のお中元に使っている人が一番割合が多いということです。

10000円ぐらいの金額になることもありますが、あまり高価になっても相手にが気を使わせてしまっては意味がありません。

相手の精神的負担にならないような金額を配慮すべきでしょう。

私の生家は地方の田舎にあったので、人間関係も密接で、親戚づきあいも重要でした。

お中元やお歳暮の数も半端ではありません。

戦争未亡人で家督を継いだ祖母が、浮世の義理を果たす役目を担っていました。

私は、貧しい懐事情から贈答品台を捻出し、人様から後ろ指刺されないように頑張っていた祖母の姿を見て育ちました。

当時の人付き合いは、冠婚葬祭や農作業などで協力しあうのに不可欠でしたので、お中元やお歳暮も必須のものだったのかもしれません。

現在の私は、盆暮れには、実家に10000円相当のものを贈っています。

87歳の母は健在ですが、同居している長男夫婦に母の面倒を見てもらっているので、日頃の感謝の意味を込めて、喜んでもらえるような品を贈っています。

また、娘の相手方の親にも、5000円程度で、お中元・お歳暮のやり取りを続けています。

どんなマナーが必要?

お中元やお歳暮は贈らないと決めている人でも、もし頂いたら返さずにお礼を言い、とりあえずはできる範囲でお返しをするのが無難かと思います。

そのうえで、次回はお気遣い無くと丁重に辞退の理由を伝えるのが理想です。

人間関係を円満に保つ工夫をするのは大事ですよね。

また、お互いに贈りあうのが恒例の仲でも、都度、お礼を伝えるのがマナーです。

宅配便で届いたものであれば、送り主は無事に届いたかどうか気になるでしょうし、相手の反応も知っておきたいかもしれません。

お礼のメッセージを伝えるのも、直接交流する機会が少ない相手だと結構気を使います。

それでも、短い言葉でもよいので、はがきや電話、LINE、メールなどのツールを利用してお礼の言葉を伝えましょう。

私は、娘の結婚相手の母親とLINEでお友達登録をして、年2回はお礼がてら、近況を報告しあっています。

相手が気さくな方なので、LINEでの玉のコミュニケーションも楽しいですよ。(^-^)

お中元・お歳暮の贈り方について

お中元を贈る人は、お歳暮も贈っている傾向があります。

中には、お中元だけとかお歳暮だけという人もいるでしょう。

年1回だけ贈るのであれば、お歳暮にした方がしっかりした挨拶にもなり、来年も宜しくという気持ちが込められるので効果的です。

何を贈ればいい?

夏であれば、酷暑を見舞う意味でも、涼を誘うような品が喜ばれます。

食品であれば、ジュースやアイスクリーム、水ようかん、ゼリーなどもいいですね。

ちょっと高級感のある夏のフルーツも人気です。

お盆の時の仏様のお供えにもなりますし、重宝されるのではないかと思います。


(画像をクリックすると、ギフト商品データがご覧いただけます。写真のアイスクリーム商品も確認できますよ。)

お歳暮であれば、ゆっくりしたい年末年始に食卓に上るようなお肉とか海鮮、手間が掛からず、すぐに食べられる食品セットなどもいいですね。

ちょっとだけ相手がどう過ごしているのか、どんな物が有り難いだろうか想像を巡らせてみましょう。

そうすると何を贈ればよいか絞られてきます。

百貨店やスーパーなどから直接宅配で発送してもらう方法もありますが、シーズン中の贈答品コーナーは混みあって手続きに時間もかかり、疲れやすいものです。てしまうことがあります。

そういったときに、ネットショッピングで品を選んで購入し、ギフトメッセージやラッピングを指定して贈ると便利です。

ただ、アマゾンでの購入した品を送るときには、ギフト指定にしないと梱包した箱に送り主の名前が記載されないことがあるので、気を付けましょう。

外箱に送り主の名前がないと、相手は開けていいものかどうか困って、そのままの状態で保管し連絡を待っていることがあります。(以前、アマゾンで購入送付手続きをした際にやらかしました。今は注意しながら設定してます。)

ちなみに、子供の結婚相手の親とは、お中元では向こうがメロン、こちらがスイカと決まっています。

お歳暮の時は、ミカン対リンゴです。(笑)

関東の温暖な地域と東北の冷涼な地域に住んでいる関係で、名産品交流と言った感じです。

長い付き合いになるので、毎年何を贈るか悩まずに済むのはありがたいですね

まとめ

人間関係を円滑に保つ知恵でもあるお中元・お歳暮の風習には、賛否両論あって、どうしようか迷うこともあるかと思います。

そんな時は、

・相手との関係を考慮し、自分の考えで贈るか贈らないか決めていい

・こちらに贈る気がなくてもお中元やお歳暮が届いたときは断らずに受け取り、可能であればお返しを贈る。

今後のやり取りについては、失礼のない理由を述べて角が立たないよう辞退の意志を伝える

・宅配便で届いたお中元・お歳暮には、ハガキやメール、LINEなどで必ず受取報告とお礼の返事を伝える。

・贈答品にかける金額は自分で決めて構わないが、改まった相手には3000円~5000円程度が無難

・年1回の儀礼であれば、お中元よりお歳暮の方が効果的

といった事がらを参考に、自分のやり方を決めていきましょう。


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