6月の梅雨の時期から夏にかけての蒸し暑い季節は、油汚れも落ちやすく、コンロ周りの掃除に最適です。
いつもは忙しさにかまけて、ついついおっくうになり、後回しになりがちなコンロ周りは油汚れでべた付き、触るのも面倒になります。
でも、放置した期間が長いほど、汚れは溜まり、掃除の労力は増すものです。
湿気が多く暑い気候条件の今こそ、コンロ周りもきれいにしてみましょう。
思っているよりも簡単にきれいになるものですよ。
当記事では、一年以上も換気扇フィルターとコンロ周りの油汚れを放置してしまった著者が、実際に掃除したやり方を紹介します。
コンロ周りの油汚れを放置していませんか?
コンロの周りには、調味料の棚や、料理用の油、調理器具などたくさんのものが置かれていることが多いです。
お掃除するには周辺のそういった物をいったん取り除く必要があります。
物に阻まれて、なかなかコンロ周りの壁を掃除する機会がないまま、汚れを放置していませんか?
実は私がそうでした。
換気扇フィルターは汚れが溜まっており、すっかり億劫になって放置したままでした。
しかし、年に一度のガスの定期点検で調査員が来ることになり、これはマズイと重い腰を上げた私です。
ガス点検の当日の朝、調査員さんが来る前に、まずは大体のところをスッキリさせてきれいにしておこうとしたわけです。
朝の7時~9時までの約2時間でやることにしました。
コンロ周りをきれいにするための準備
周りにあるものを全部取り除く
コンロの周りには、料理に使うスパイス、調味料、油、調理器具など、かなりの物がありました。
先ずは、そういう物を他の部屋に仮置きして、棚や、吊り下げているワイヤーネットなどを全部取り払いました。棚やワイヤーネットそのものにもベッタリと油汚れがついています。
先ずは棚にある調味料類を全て取り除きます。
右側面のぶら下がっている調理道具もワイヤーネットごと撤去。
ここからは棚も撤去して何もない状態にします。
後はゴム手袋をはめて、上部換気扇フードの金属製カバーを取り外し、
シンクに置いて準備完了。
油汚れも簡単に落とせる掃除法
コンロ周りの油汚れの落とし方
時間と労力をできるだけかけずに、効率よく汚れを落とすには、便利グッズの使用が一番です。
私は、油汚れを落とすのに最強な重曹シートをコンロ周りの壁一面に手で押し付けて貼り、平面の汚れたところも同様に覆いました。
そのまま1時間ほど放置しておくと、驚くほど、汚れが落ちやすくなってきます。
このシートがとにかくいい仕事してくれました。
買い置きしてた物を2パック使い切りました。
1時間ほど経ったら、シートを少しずつ剥がして、そのまま手にもって汚れをふき取ります。
全部剥がし拭き終わったときには、以前の酷い汚れはかなりキレイになりました。
ただ壁タイルの目地部分の一部だけは、汚れは薄くなったものの、すべては取りきれないのはしょうがないと諦めています。(笑)
何せ築30年以上の家の台所で、リフォームしていない状態ですから、、、。
┐(´-`)┌
また、ガスコンロのスイッチや、コンロそのものも重曹シートで汚れをふき取っておきます。
五徳やコンロ口付近は焦げ付きもあって汚れが取れにくいですが、
こういうところは細かいブラシに粉末の重曹をつけてこするといいですね。
これで、かなりキレイになりました。
換気扇フィルターをキレイにする
コンロ周りのタイル壁一面に重曹極厚シートを貼り付けて放置している間に、金属製の換気扇フィルターのお掃除をやってしまいます。
同時進行で作業を進めると時短になります。
この金属製の換気扇フィルターが、ヘドロ状の油汚れで、一番汚れが落ちにくかったです。
でも、大丈夫。
先ずは、いつも食器洗いなどで使っている台所用洗剤をブラシにつけ、熱湯をフィルターの汚れにかけて、お湯で流しながら洗います。
油の塊の汚れは排水口に流れますが、排水口カバーにはストッキングネットを張ってあるので排水パイプまで流れ落ちる心配はありません。
以前は、シンク全体にビニールを敷き、お湯を貯めて、その中で金属製フィルターや換気扇の羽を洗ったりしましたが、今回はシンクをビニールシートで被うことはせず、直に洗います。
重曹シートのおかげで後始末が楽なことをもうわかっているので、シンクが汚れても気にしませんでした。
ある程度汚れが取れたら、濡れたままの換気扇フィルターをドライシートで仕上げに拭き取ると、結構汚れが早く取れます。
掃除後、キレイになったフィルターを一年ぶりぐらいに見ました。
(^▽^;)
キレイにすると光るものだったのね(笑)
換気扇フードにセットしておしまいです。
さて、フィルターの油汚れを掃除した後のシンクも忘れずキレイにします。
排水口カバーのストッキングネットには油汚れの塊が溜まっていますので、ネットを外して捨て、排水口カバーも洗剤できれいに洗ってからネットを取り換えてセットしておきます。
シンクに残った小さな油汚れの塊は、重曹シートで拭き取った後、ドライシートで仕上げると元のピカピカのシンクに戻ります。
ビニールシートをシンクに敷くのもいいとは思いますが、ビニールシートの後始末の手間が発生するので、私はもう使いません。
とにかく、「簡単に楽にキレイに」が私のモットーなのです。
その後、コンロ周りには何もない状態のままで、ガス点検の作業をしていただきました。
短時間で掃除ができ、コンロ周りが汚いために恥ずかしい思いをせずに済みました。
こんな機会でもないと、まだ放置していたでしょうね。
ヾ(・_・;)
コンロ周りをキレイに保つための対策
せっかくキレイになったコンロ周り。
面倒くさがりの私は、「今度掃除するときは、もっと効率よく簡単にキレイにしたい。」と強く思いました。
なんたって、掃除はしなくて済むならしたくない。
別に掃除が趣味じゃないのです。
油汚れの掃除は特に嫌い。
「だったら」というわけで、百均ショップに出かけ、壁用汚れ防止透明フィルムや新しいワイヤーネット、一緒に使う部品などを買ってきました。
2000円ちょっとで全て揃いました。
今後の掃除を考えると、これまで使用していた棚は使わない方が掃除しやすいと判断し、別の用途で使うことにしました。
主に棚には調味料や重い砂糖や塩の容器、しょうゆ、油、みりん、酒などを置いておいたのですが、これらの新しい置き場所も確保しました。
重くて大きめの調味料容器は、コンロ周りには置かず、すぐそばの取りやすい高さの棚に移動しました。
調味料棚を撤去し、平面部分に物を置かないことで掃除の手が行き渡るように。
このような汚れ対策をしておくことで、次回はもっと掃除しやすくなります。
コンロ奥のでっぱり部分にはアルミホイルを被せて油ハネの汚れ防止。
金属製の換気扇フィルターもキレイに。
コンロ周りをきれいにできる最強グッズたち
・重層極厚シート
・ドライシート
・コンロ口周り用のブラシ(IHコンロは不要ですね)
・粉末の重曹
・換気扇フィルター用のブラシ(今の換気扇フードは拭くだけで汚れが取れる型が多いですから、不要の場合もあります)
それぞれのガスコンロの種類に合わせて必要なものをチョイスしましょう。
最新式のコンロであれば、汚れにくく、シートだけでキレイにできるかもしれません。
ガスコンロであれば、是非参考にして下さいね。
まとめ
梅雨時から夏までの季節は、蒸し暑くて憂鬱になりがちですが、この時期は油汚れが落ちやすいので、コンロ周りもキレイにして気持ちよく過ごしたいですね。
簡単に手に入るお掃除グッズや、百均ショップで買えるコンロ周りの汚れ防止フィルムやネットワイヤーなどを利用すると、お金も労力もそれほどかけずに気持ちの良い台所を保てます。
一番いいのは、やはり汚れが溜まらないうちに、日々のコンロ周りの簡単掃除を実施することですが、そうもいかないという人は、思い立った時に、記事で紹介した方法を試してみて下さいね。
コンロ周りがスッキリきれいになったら、台所も広く見えます。