種の直まきで簡単に育てる千鳥草の魅力

初夏の6月の庭を、彩り豊かに演出してくれた「千鳥草」も、6月末になって種をつけ始めました。

この種は放置してもこぼれ種になって、また来年逞しく芽吹いて育ち、美しい穂状の花を咲かせてくれます。

千鳥草の種を買った覚えはなく、何年か前に、ガーデンミックスという花の種がいろいろ混ざった種袋を買って、秋に庭に種をバラ撒いたきりです。

 コレ!

千鳥草の種入ってましたね

それが、年々こぼれ種で育って増えていきました。

勝手に綺麗に庭に広がってくれる花はそんなに多くはありません。

毎年感謝しながら、この千鳥草を活かして手を加えすぎない自然豊かな庭をつくっていきたいと考えています。

今回の記事では、ガーデニングに興味をお持ちの皆さんに、是非「千鳥草の魅力」を知っていただき、庭の植物達のお仲間に入れてもらえればと思います。

目次

千鳥草の魅力とは

千鳥草とは

庭に咲く千鳥草を切り花にして花瓶に挿したもの。
千鳥草(チドリソウ)は、南ヨーロッパの地中海沿岸地域が原産とされ、キンポウゲ科ヒエンソウ属に分類される1年草です。
草丈は、60cmから1m程度まで高くなります。
花気は5月から6月のあたりまでで、6月の終わり頃になると、咲き終わった花穂のところから筒状のさやの中に種ができて膨らんできます。
他の名前では、「飛燕草(ヒエンソウ)」や英語名の「LarkSpur(ラークスパー)」で呼ばれています。
日本では「千鳥草」と呼ばれることが多いですが、花の形が千鳥が飛ぶ姿に似ていることが理由のようです。
花を一つ摘み取って撮影してみました。千鳥草の花は鳥の千鳥のように飛んで見えますか?

華やかな色彩が魅力

千鳥草は青色だけでなく、ピンク、白、、紫と色彩が豊富な品種ですので、色違いの千鳥草の種も売られています。
ミックスの種もありますので、好みで色の組み合わせを楽しめます。
初夏の庭に複数の色彩の千鳥草の花穂が庭いっぱいに揺れると、とても華やかな雰囲気になります。
同じような草丈の白い花と組み合わせると色も引き立ちます。
千鳥草の手前には、少し草丈の低い花を植えるとイングリッシュガーデンのような自然な美しさを演出できます。
千鳥草の手前には、ラベンダーやオルレアホワイトレースを植えています。花が見ごろの時期はちょっと過ぎましたが、満開の頃は本当にお互いの色が引き立って綺麗でした。

直まきで初心者でも簡単に育てられる

千鳥草は種の直まきや、こぼれ種でもグングン育つので、ガーデニング初心者にもお勧めです。
発芽適温が15度で暑さには弱いことから、涼しくなってから秋撒きしたり、寒冷地などでは雪どけ後の3月から4月頃に撒いたりします。
嫌光性種子とされているので、種を撒いたら軽く土をかぶせておくと安心です。
ただ、種が飛んで着地したところでも簡単に育つほど丈夫なので、それほど神経質になる必要はありません。
撒いたばかりのときは、水やりをしましょう。。
千鳥草は本来は多年草ですが、暑さに弱く、6月末頃からは種をつけ始めます。
夏越しができないため、日本では1年草とされています。
日当たりや水はけがよい場所を好みます。
湿気に弱いので、風通しの良い場所に撒きましょう。
千鳥草は、ネモフィラと同じように直根性の植物で、一度育ったところから移植されるのを嫌います。
育ってほしい場所をあらかじめ決めて、種をできるだけ均等な間隔で撒くようにしましょう。
成長につれ草丈が高くなると、強風で倒れやすくなるので、支柱で支えてあげるといいですね。

鉢植えでも楽しめる

庭や花壇で育てるのが難しいと言いう人は、鉢植えでも育てられます。
市販の培養土を入れて、種をバラまいて、土をかけて芽吹きを待ちます。
土が乾かない程度に水やりをしましょう。
千鳥草が1m近くに成長した時のことも考えて、鉢はある程度深く、土がたっぷり入る深鉢がお勧めです。
草丈が60㎝ほどになったら、鉢に支柱も入れてあげましょう。
千鳥草の鉢を複数並べると、土のないベランダや玄関などに置いても、いっそう華やかで見ごたえがあります。
周りに草丈の低い、白や淡い色の花鉢を並べると立体感が出て、こんもりと柔らかい雰囲気になります。
鉢植えは地植えと違い、いつでも好きな場所に花を移動できるのがいいところです。

2年目からは採取した種を利用できる

千鳥草は、咲き終わってそのまま放置しておくと、できた種のさやが乾燥して種がはじけ、地面にこぼれたり風で飛んだりして、翌年、撒いた覚えのないところから花が咲いたりして、びっくりすることがあります。
ある程度千鳥草が咲く場所を決めておきたいのであれば、できた種さや部分を切って、乾燥させ、種を採取して秋頃に撒くのがお勧めです。
年々、採れる種も増えていくので、庭のある人は、庭いっぱいの千鳥草を楽しむこともできますよ。
最初の1年目に購入した種を撒いたら、2年目からは採取種を使ってみましょう。
自分で育てた花から種を採って育てると、とても誇らしく感じられ、植物を育てる喜びが倍増します。
はじめて千鳥草を育てる人は、まずは袋種を購入しますが、ネットショッピングだと、たくさんの種類の商品が一覧でき、自分のイメージに合った種を購入できます。
青だけ、ピンクだけ、白だけなど、お好み千鳥草の種をチョイスしましょう。
お得に全部の色を楽しみたい方は、混合種の商品がいいかもしれません。

まとめ

庭花壇に直撒きして簡単に育てられる千鳥草は、魅力がたくさんある花です。

初心者の方にも是非挑戦していただきたいですし、ガーデニングを趣味になさって、いろんな植物を育ててきたという方にも取り入れていただきたい花です。

暑い夏が過ぎると、いよいよ来年の庭を彩る花の種まきに最適な時期がやってきます。

それらの種の中に、千鳥草の種を加えて撒いていただけたら嬉しく思います。

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この記事を書いた人

はじめまして。

ブログ管理人の「のっち」です。

ガーデニング、編み物、フラダンス、韓国ドラマなど、多趣味。

好奇心旺盛で、映画、ドラマの視聴本数は数え切れず、時代を賑わすニュースもチェックを欠かしません。

当ブログでは、時の話題や60代シニアのリアルな日常を発信していきます。

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