髪悩みを突き抜けた67歳が勧める変幻自在なおしゃれウィッグ活用法

50代、60代前半では何とか地毛でヘアスタイルを保っていた女性達も、よほど恵まれた髪質や量でない限り、60代後半あたりから手の施しようがない髪悩みを抱えることも多くなります。

すぐに伸びてくる白髪、ハリも艶もなく、薄毛や細毛でボリュームダウンした髪。

鏡を見てはため息をついているシニア女性も多いのではないでしょうか。

かつての私もそうでした。

でも、一度おしゃれウィッグを使い始めてみたら、ウソのように髪のことで悩むことは無くなりました。

今回の記事では、人生を楽しむために、「髪悩みを突き抜けた67歳が勧める変幻自在なおしゃれウィッグ活用法」を紹介します。

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60代前半まで続いたヘアケアとスタイリングのための闘い

62歳までは、接客業務のお勤めをしていましたので、毎朝シャワーを浴びて、シャンプーをし、カーラーを巻いたりコテをあてたりしてヘアスタイルを作り、メイク、服装まで整えていました。

年齢と共に手入れの時間もかかるので大変でした。

美容室にも2か月に3回は行き、白髪の根元染め、トリートメント、カットを施してもらっていました。

行くたびに、2万円近い料金もかかりましたが、仕事を続けるためと割り切っていたのです。

しかし、髪の手入れはそれだけに止まりません。

薄毛、細毛までは美容室で対応しきれないのです。

自分が手を入れなければ完成しないヘアケアもありました。

スタイリングで髪全体にボリュームが出た後は、髪の分け目部分の頭皮が気になるところにヘアファイバーを振りスプレーで定着させることもしたのです。

より自然な仕上がりにするには、少し高めの商品を定期的に購入したものです。

また、頭頂部の薄毛やボリュームダウンを解消するために、頭頂部カバーの部分ウィッグをオーダーで2つ作ってもらったこともあります。

ケア商品セットで当時100万円近くしたと思います。(もちろん分割払いでしたが)

もう何十年もそうして、ヘアケアとスタイリングに時間やお金、手間をかけてきたのです。

それは、やめたくてもやめられない、無限に続く闘いの様でした。

その後さらに髪の老化に拍車がかかり、悩みは深刻さを増すようになります。

どうやって決着をつけたらいいのでしょう。

DNAによるところも大きいと思いますが、髪質や髪の量はほぼ生まれた時に決まっているように思います。

歳をとっても白髪にならず、毛量もフサフサのままの人をどんなに羨ましいと思ったことでしょうか。

お金もかからず、髪のことも気にしないで、思いっきり行動できていいなあと思いました。

こればっかりは自分ではどうにもならないのですが、自分のためにやれる努力はしてきたのです。

でも、さすが65歳になったとき、「もういや。好きにしよう。」と決めました。

いい加減、髪のことで悩むのはやめることにしたのです。

ウンザリです。(笑)

本当に、髪に悩む時間がもったいない。

これからの人生、そんなに長いわけじゃないのです。

テレビショッピングで購入し、使っていたへアファンデーションと定着スプレー:香りもよく、ふんわりと髪のボリュームも出るいい商品でした。一万円はしましたね💦

65歳を過ぎて突き抜けた髪悩み:「他人の目に映る自分」と「素の自分」の折り合いの付け方

著者の67歳現在:シミしわたるみフルコースのすっぴんで白髪です。ウィッグの活用を前提にするため、一度髪を刈り上げました。今は短すぎるベリーショートですが、もう少し伸びたらつんつんのスタイリッシュなベリーショートにする予定。楽しみです。髪の白さをそのまま活かせたら素敵だと思う。

普段、自宅のプライベートルームで過ごす自分は、すっぴんのまま、あるがままの姿でパソコンに向かっています。

何故ならこれが一番快適でクリエイティブになれる自分のありようだから。

髪のことでの悩みは、65歳を過ぎてやっと突き抜けた気がします。

しかし、自分の部屋を一歩出て家族や来客に姿を見せるときは、バンダナとかヘアバンドなどで一工夫して部屋を出ます。

たまに家の中でウィッグをつけることも。

自分が快適だからと言って人様の目に晒される自分の姿がどうでもいいわけじゃない。

他者が自分を見る感じ方は、自由気ままで主観の塊なのだと心得ています。

当然、私の髪型に対して好みじゃないと感じる者もあれば、女らしくないと非難する人もいるかもしれません。

無視してくれればいいのですが、時にからかいの言葉にしてぶつけたり、批判する人種も一定数いるので、無防備でいると余計な不快感を感じることになります。

まあほとんどは、67歳のオババの姿などに関心を示さないからありがたのですけれどね。

一人でいる時や、運動して汗を流す時などは、余計なことは考えず素のままでいます。

外出して、人に会ったり、ダンス活動などをするときは、ほどほどにメイクをして外見も整えます。

そうする方が、気分も上がり楽しいからです。

生きている限り、社会とかかわっていくわけですから、他者は無視できませんし、ある程度は気を配るものの、考え過ぎは禁物です。

いちいち細かいことまで気にしていられません。

「髪で悩む時間もエネルギーももったいない。」

「どうやって人生を精一杯生きるかにこそ時間もエネルギーも使いたい。」

今、切実にそう思います。

おしゃれウィッグを活用すると楽で気分も上がる

目次

おしゃれウィッグを楽しむためのマインド

最高の美容師は自分自身

美容室に行くと、プロのヘアスタイリストさんが手をかけてくれて優雅な気分に浸れます。

しかし、自分の髪の特性や性格・個性まで考慮して、最適なヘアスタイルを作り上げるには、誰よりも自分を知り尽くし、気にかけている自分自身こそが最適な美容師だと思うのです。

美容室に行けば、一時的に素敵なヘアスタイルにはなれますが、それをキープするのは至難の業です。

お金も時間も定期的にかかりますしね。

自分が自身のヘアスタイルをプロデュースする美容師だと決めてしまうと、自ずと何をすればいいかわかってきます。

私は、自分が現在できる技術で、自分のヘアをかっこよく見せるには何を用意して、どこに手をかければいいのか、試行錯誤しながら見つけてきました。

美容院に行かなくなってから、もう何年も経ちます。

美容師御用達の鋏セットも手に入れ、カットから染め、ヘアアレンジまですべて自分でやってきました。

購入したヘアカット鋏セット:とても良く切れる

そして辿り着いたのがおしゃれウィッグの活用です。

ウィッグデビューに必要なマインド

・堂々と楽しむ

初めてウィッグをつけるときは、少し勇気がいるかもしれません。

何故なら日本人は特に「カツラ」を使用していることがわかると、「ヅラ」と言って「禿を隠すため」という侮蔑的な意味合いを込めてバカにする傾向があるからです。

ウィッグをつけると一瞬でイメチェンできて若々しくなるのに、「バレないようにするには」とか、「ズルしてるのかも」とか余計な心配ごとに駆られて活用に踏み切れない人が多く存在します。

だから、人の反応を自分の気持ちより重く見る人は、いくつになっても自分の希望を行動に移すことはできないでしょう。

でも、65歳を過ぎたなら、もういいではありませんか。

最初はちょっとの冒険心が必要かもしれませんが、案外やってみればいい反応が返ってくるものですよ。

初めておしゃれウィッグをつけて人に会った日。

「あら、いい色ね。ヘアスタイルも決まってるわ。」と褒められました。

別にウィッグだと気が付かれても私は平気だったのですが、周りは全く気が付かなかったようです。

2980円の通販で買った格安ウィッグだったのにも関わらずです。

それ以来、私は安いおしゃれウィッグを次々に購入して、普段使いしています。

はじめて買った格安お手頃ウィッグは、下に貼ってある広告サイトでネットショッピングしたものです。

(興味のある方は、クリックして開いて覗いてみて下さいね。購入も可能です。)



会うたびにヘアスタイルや色が変わる私に気が付いた人は、「ん?」と疑問を投げかけてきますので、「ウィッグです。化け活が趣味なんデス。」とニコッと笑って教えるのみ。

一度公表すると、周りも気にしなくなります。

「どこで買えるの?」と聞いてくる人もたまにいます。

おしゃれウィッグの活用は、楽で手軽にイメチェンでき、気分も上がるので、シニア女性にはいいことづくめです。

白髪だの、薄毛だのの悩みなんか一瞬で消してくれます。

他人の目から自分の髪の欠点が見えなければいいんですよ。

それだけで気持ちが軽くなります。

誰も気にしないのに、自分だけが鏡を見て気にするのはやめましょう。

67歳の私のウィッグ七変化(へんげ)

初めて買った2980円のウィッグ。Sサイズでフィット感が良かったです。毛量の多さは気になって、自分でカットしナチュラルさを出しました。

ラテンダンスのショートデモで使用のため購入。4000円くらいで、ゴールドのラメスプレーをかけて華やかさを出しました。その後は洗って普段使いに。強くシャープなイメージを出したいときに活用します。これも毛量ダウンのため手を入れています。

一度はやってみたかった憧れのワンレングスボブ。地毛では実現は難しいけど、ウィッグなら夢も叶う。これはちょっと高めで、9000円台で購入しましたが、作りが良く、髪色と艶が自然で気に入ってます。

ピンクがかった栗色メッシュのカラーがキレイです。「いい色ですね」と、姪の婿さんに褒められました。ウィッグだと気が付いていませんでしたよ。

男装コスプレ用2000円弱ウィッグ。社交ダンスで男性役をするので男装用に買ってみました。カーリーブラックヘアですが、普段は使っていません。

男装すれば、クールな感じが出るかも。なんか気に入ったんです。ホワイトヘアが憧れでした。ただ、昭和生まれの日本人男性は、髪が白い=白髪=老けた、という見方しかできない人が多いので、そういう人がいる場所での使用はお勧めしません。

私が持っているウィッグの中で一番高価なものです。17万近くしました。冠婚葬祭用です。人毛100パーセント、着け心地最高。フィット感よし。ウィッグ専門店で購入しました。調整のカットをしてもらっています。保証付き。特に葬儀などは予告なしに急にあるものなので、一つ持っておくと重宝します。改まった場所に出かけるときは出番かも。

おしゃれウィッグはどこで買う?

経済的に余裕があって、肌にも優しい良いウィッグが欲しいのであれば、断然ウィッグ専門店がオススメです。

直接お店に行って、自分に合うものをチョイスし、試着しながらフィット調整してもらい購入しましょう。

そういったウィッグには大概保証書が付いていますし、一年間、シャンプーやカットなどのサービスもついています。

私が持っているのはウィッグ専門の店フォンテーヌで購入したものですが、その他にも百貨店などに行くと専門店が入っているものです。

居住地域の専門店を調べて買いに行くといいと思います。

また、普段使いのおしゃれウィッグであれば、ネットショッピングがお勧めです。

お値段も格安のものから、手ごろなものまで品ぞろえが豊富です。

サイズもフリーサイズが多く調整できるようになっています。

楽天やアマゾンサイトでも買えますし、インターネットで検索すればお好みのショップサイトを見つけて、購入することもできます。

すぐに見て見たいという方のために、広告を貼っておきます。

クリックすると詳細がご覧いただけます。

お手頃価格からちょっとハイクオリティの高級感あるウィッグまで品揃えも豊富です。

10代から50代以上まで、幅広い年齢層に愛用いただけるブランドです。


まとめ

人生100年時代と言われてから久しいです。

私達高齢シニアは、簡単に爺さん婆さんとして隠居生活をするわけにはいかなくなりました。

その良し悪しは別として、「元気なうちは働け」「ヨボヨボせずにシャキッと動け」「小ぎれいにしていろ」などの無言メッセージが、社会の空気の中で飛び交っている気がします。

楽隠居の暮らしは今は昔。

最近では、韓国の高齢者差別がニュースに取り上げられ問題化していますが、そういった暗い情報に自己規制をして、大人しく目立たないように暮らすのも考え物です。

どんよりと元気のないシニアより、笑顔で溌剌としたシニアでいたいものです。

外見の良い変化は心を元気にしてくれるツールになりえます。

シニア女性の皆さんも、是非、規制概念にとらわれず、好奇心とチョットした冒険心を持って、楽に外見が若々しくなる「おしゃれウィッグ」を活用してみませんか。

そして、そのことから得られる自分自身の変化を存分に楽しんで見てほしいと思います。

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